睡眠時無呼吸症候群について
睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に何らかの理由で、呼吸が停止するまたは低呼吸の状態が起きてしまう病気です。睡眠中の出来事であるために本人が自覚することが難しく、家族など身近な方に指摘されて発覚する場合が多いようです。潜在患者は日本国内で200~300万人に登ると推定されており、睡眠時無呼吸症候群は決して珍しい病気ではありません。
睡眠時無呼吸には
- 中枢性無呼吸:「呼吸をしなさい」という脳からの命令に障害が生じて起きる無呼吸で、呼吸のコントロールが上手く効かなくなることが原因です。
- 閉塞性睡眠時無呼吸:睡眠中に気道がふさがってしまうことで発症します。病状が重い人の場合は1時間に20回以上も呼吸が止まります。
口や鼻を塞がれた状態で眠っていることになるので、十分な睡眠をとる事ができず、脳や身体に大きな負担がかかってしまう事になります。
どんな症状がある?
寝ている時
- 大きないびきをかく
- 呼吸が止まっていることがある
- 何度も途中で目が覚める
起きた時
- 口の中が乾いている
- 熟睡できた満足感がない
- 頭痛があったり、身体が重いと感じることがある
起きている時
- 強い眠気を感じることが多い
- 集中力が続かず仕事などの効率が落ちている
- 疲労が取れないと感じる
手軽にいびきや呼吸をチェック
自宅でも取り扱いが可能な検査機器を使って、普段と同じように寝ている間にできる簡易検査があります。手の指や鼻の下にセンサーを付けて、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群の可能性を調べます。詳しくは受付におたずね下さい。
簡易検査の結果から睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いと判断された場合、一泊入院しての精密検査が必要となります。